今、何故かナプキンと自撮りするのが流行っている!?
上の写真はロシア出身のスーパーモデル、ナタリア・ヴォディアノヴァさん。
彼女が2月13日にInstagramに投稿した写真が、大ニュースになっている。
いったい何故ナプキンと自撮りしたの??
その理由は・・・、
彼女がインスタグラムで使った「#PadManChallenge」というハッシュタグに隠されていた。
「#PadManChallenge(パッドマンチャレンジ)」
これは、生理や女性の身体への理解と尊厳を訴える取り組みで
もともとは、インド映画の宣伝キャンペーン。
火付け役だった映画「パッドマン」は、インドのある起業家の人生を描いた作品。
彼が20年前、貧しくて生理用品を買えない人たちのため、
低コストで生理用品を作る機械を発明したというお話。
今「#PadManChallenge(パッドマンチャレンジ)」 は一般人から俳優まで巻き込んで、
世界中で大流行している。
ハッシュタグ付きの写真を投稿した人は、次の「挑戦者」を指名するというルールがあり
このハッシュタグに共感した人の投稿は、すでに24000件を超えているそう。
ハフポスト・フランス版によると、
インド人女性の10%がに経障害があり、14%は月経感染症に苦しんでいる。
思春期の女子の20%は「生理」が理由で学校に通っていない。
理由は適切で衛生的な生理用品が手に入れづらいからだそう。
ヒンズー教では、生理中の女性や出産後の女性を「不浄」とみなして隔離・監禁する
「チャウパディ」という慣習がある。
隣国ネパールではチャウパディで監禁された女性(23)が亡くなり、大きな問題となった。
日本でも、コンビニで生理用品を買うと、わざわざ紙袋に入れて梱包されたり
黒い色のショッピングバックに入れて中身が分からないようにしてくれるのは
やはり隠したいという意識の表れだと思う。
生理は成人女性には毎月やってくる当たり前のもの。
生理がないと子供は出来ない。
それくらい大事なものなのに、今まで「恥ずかしいもの」として目をそらしたり、
隠してしまっていた。
私にも経験がある。
夏の体育の授業で水泳の時に生理が当たると休まざるをえない。
生理でプールに入れないというのがばれないように理由を色々考えた気がする。
たぶん「腹痛」が一番使ったかな(苦笑)
昔はタンポンがなかったし、あっても小中学生では使えなかっただろう。
そういえば半世紀前のナプキンは今のように高性能ではなかったから
漏れやすくて、下着を汚すことも多かったし、
洋服にしみたりすることもあったから結構大変だったわ。
たまに服が汚れているのに気が付いたらみんなで回りを囲んで歩いて
周りに気づかれないようにしたものでした。
今の日本は生理用ナプキンがコマーシャルされるくらいだから結構開放的な国?
それでもまだナプキンを買うと個別に分からないように包装してくれるのだから
生理に対する意識はまだまだ変わっていないのかもしれない。
「#PadManChallenge(パッドマンチャレンジ)」のお蔭で
生理は恥ずかしいことでもなんでもなくて、
世界には生理について話したい人がこんなにもたくさんいるってことが分かった。
日本では問題になることはないと思うが、生理について理解している男性はどれくらいいるだろう。
産婦人科の先生以外の男性は、妊娠するかしないかという事ぐらいしか分かっていないのではないだろうか。
この際、少子高齢化の日本に住む男性達にも
もっと女性の身体について理解を深めるように努力してもらいたいと希望する。
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