ロヒンギャ難民キャンプで日本人医師が大活躍!
過密化した難民キャンプでジフテリアが集団発生!!
昨年8月末にミャンマーで起きた大規模なロヒンギャ弾圧により、約70万人の難民がバングラデシュ南東部コックスバザール県へ移動した為、難民キャンプが過密化!
ジフテリアが集団発生した。
これほどの大流行は数十年ぶりという事でした。
国境なき医師団(MSF)は急きょキャンプ内3ヵ所に専門の治療センターを開設し、教科書でしか見たことのないジフテリアの収束に当たった。
ジフテリアは飛沫感染するジフテリア菌によって引き起こされる病気で、体内に毒素が生成されて重症化します。
発熱やのどの痛みから始まり、急激に呼吸状態が悪化したり、心臓の働きが悪くなったりすること(心筋炎)で乳幼児が命を落とすことも珍しくありません。
難民キャンプでは、急増した人口をまかなうだけの家屋や上下水設備を整えることが難しく、ロヒンギャは劣悪な生活環境にさらされていました。
現地に派遣された山梨啓友医師は、昨年12月に集団発生の情報が入った当初、感染症の診療を行う医師であるにも関わらず、「ジフテリア」という病名にぴんとこなかったそう。
ワクチン接種によって予防できるため先進国で発症することは極めて少なく、診断や治療経験のある医師は多くないのが現状だそうです。
しかし最大の問題は、彼らが母国ミャンマーでも予防接種などの基本的な医療に接する機会を持つことができなかった点にあります。
プライマリ・ヘルスケア(基礎医療)は誰にでも提供されるべきだと言われていますが、ロヒンギャの人びとは難民になる以前もネグレクトされた状態にあったことがうかがい知れます。
飛沫感染するジフテリアの拡大を防ぐためには、患者の隔離を徹底することが大切です。
MSFは1月末までにコックスバザール県で4280人のジフテリア患者を治療。
その大半が5~14歳でした。
流行のピーク期には3つの専門医療施設を運営していましたが、2月以降は患者が減少したため、2ヵ所を本来の小児科・救急科・母子保健の施設に復元。
残る1施設はジフテリア治療センターとして現在も運営を続けています。
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